iOS5 脱獄方法 [iOS5 jailbreake]
2011年10月13日、待望のiOS5がリリースされた。iCloudをはじめとした200以上の新機能を搭載した新たなOSの登場を世界中のiPhoneユーザが待ちわびていた。
このエントリーでは、SIMロックを解除したいユーザには必須の手法である「BB(ベースバンド)を上げずにOSのバージョンアップを行う」方法を紹介する。SIMロックやベースバンドといった用語に馴染みの無いユーザは前半部分を読んで欲しい。これまでに、アンロックをしたことがあるユーザは前半部分を読み飛ばしてもらいたい。
ベースバンドが上がってもいいがとりあえず脱獄したいユーザは以下のエントリーを参考に!
Redsn0wによるiOS5の脱獄方法
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そもそもSIMロックってなに?
日本国内で販売されているiPhoneにはSIMロックと呼ばれる制限がかかっている。SIMロックがかかっているiPhoneは特定のキャリアだけでしか使えず、例えばソフトバンクから購入したiPhoneであればauやDocomoの回線を使うことはできない。
いっぽう、香港やニュージーランドで購入したiPhoneはSIMロックがかかっておらずソフトバンクのSIMを差しても、香港のキャリアのSIMを差しても使うことができる。
SIMロックのかかったiPhoneのロックを外すことを「アンロック」もしくは「SIMロック解除」という。世界的にはアンロックという言葉が定着しているが、日本のユーザではSIMロック解除という言葉を好んで使う人も多い。
アンロックするメリットは?
アンロックするメリットは2つ。ソフトバンクを使わなくて済むこと、海外ローミング料金が安くなることだ。
アンロックすれば電波の届かないソフトバンクの回線を無理に使う必要はない。日本通信という会社がアンロックユーザ向けにDocomoの回線を使えるSIMカードを販売している。iPhoneをドコモで使えるようになる。
2つ目のメリットは海外ローミングの料金が安くなる点があげられる。
例えばソフトバンクのiPhoneを海外に持っていきパケット通信を行った場合、少し使っただけでも「海外パケットし放題」の上限1500円に達してしまい10日間使えば15000円の請求になる。
いっぽう、SIMカードだけを現地で購入すれば格安にデータ通信ができる。
例えば、ニュージーランドのプリペイドSIMならば1GB分が約1500円で購入可能。1GBあれば10日の滞在でも十分足りるだろう。
アンロックを可能にするための条件は?
アンロックするためには2つ条件がある。
一つ目は、iPhoneが脱獄されているかどうか、2つめはアンロック用のツール「Ultrasn0w」が使っているiPhoneのベースバンドに対応しているどうか。
ベースバンドってなに?バージョンはどうやって確かめるの?
iPhoneの設定から【一般】→【情報】と進んで「モデルファームウェア」という項目を探して欲しい。これがまさにベースバンドである。
ここに書いてある数字は、iPhoneの機種や使っているOSのバージョンによって変わる。iOS4からiOS5にアップデートすればこの数字も変わることになる。
アンロックツール「Ultrasn0w」にはアンロックできるベースバンド、できないベースバンドがあるためこの数字が重要な意味を持つ。
iOS5対応のUltrasn0wでアンロック可能なベースバンド
今一度お使いのベースバンドを確認してみて欲しい。
01.59.00 (iPhone 4)
04.26.08, 05.11.07, 05.12.01, 05.13.04, 06.15.00 (iPhone 3GS)
なお、以下のベースバンドはアンロック不可。
04.11.08 (iPhone 4)
05.16.05 (iPhone 3GS)
比較的新しいベースバンドはUltrasn0wがまだ対応していないためアンロックができない。
今現在、アンロック可能なベースバンドを持っている人でもiOS5にアップデートするとアンロック不可なベースバンドに更新されてしまう。
このような理由から、アンロックしたユーザは現状のベースバンドを保持しながらiOS5にアップデートすることが重要となる。
ベースバンドを上げずにiOS5へアップデートする方法
ここからが本題。以下ではベースバンドを上げずにiOS5にアップデート&脱獄する方法を紹介する。 2011年10月13日現在、この方法はMacユーザのみ使える。
手順1:こちらのエントリーを参考にredsn0wをダウンロード
Redsn0wによる脱獄
もしくは、redsn0wへのダイレクトリンクから。
手順2:以下のリンクから対応するiOS5ファームウェアをダウンロード。
手順3:Redsn0wを起動して、 「Extras」を選択。
手順4:「Custom IPSW」をクリックして、先ほどダウンロードしたファームウェアを指定する。Redsn0wが自動的にファームウェアを検証して、カスタムファームウェアを作る。
手順5:終わったら、「Pwned DFU」を選択してDFUモードへ突入。
DFUモードへは、
1:電源ボタンを2秒押す。
2:ホームボタンを追加で押して10秒待つ。
3:電源ボタンだけを離して5秒待つ。
これでいけるはず。この手順は難しいので何度もトライ。
手順6:無事にDFUモードへ突入したらiTunesを立ち上げて、optionキーを押しながら復元をクリック。先程の手順で作成したカスタムファームウェアを指定する。
あとは、復元が終わるのを待つだけ。ベースバンドを保持したま、iOS5へのアップデートが完了する!
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